カタログハウスの16年3月期決算は、経常利益が前期比32.4%増となる19億6000万円だった。媒体費の見直しや商品原価率など、経費構造の見直しが奏功し利益が改善した。売上高は同2.4%減の258億5000万円だった。
昨年から意図的に、未来の利益につながらない業務と、それに伴う売り上げの見直しに着手。その余力を新たな販売手法の構築に注いでいるという。具体的には、新聞折り込みチラシや専門店への卸業務などだ。
それに伴い、売上高は若干前年実績を下回ったものの「想定の範囲で推移」(松尾隆久取締役)した。営業利益は同9.5%減の22億1000万円で、売上高営業利益率は9.7%、同経常利益率は7.6%だった。
カタログハウス16年3月期/経常利益は32%増/経費構造見直しで利益改善
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


