江崎グリコ/赤パプリカから健食素材開発/6月に通販でサプリ発売

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 江崎グリコは5月16日、赤パプリカ由来の新開発素材を配合したサプリメントを、通販などで6月に発売すると発表した。新素材は、抗酸化成分であるカロテノイドを豊富に含む。同社は、同素材の開発・量産化に成功した。子会社のグリコ栄養食品(本社大阪府、栗木隆社長)からは、原料販売も行っていく。
 新開発原料の名称は「PapriX(パプリックス)」。赤パプリカから抽出されたパプリックスは、キサントフィル等の多様なカロテノイドを含有しており、赤血球の抗酸化・機能向上に効果が期待できるという。
 同素材が含有するカロテノイドの一種「β―クリプトキサンチン」を前面に出したダイエットサプリメントを、自社通販限定で6月15日に発売する。現在は早期購入予約を受け付けており、すでに予約が集まってきているという。
 同18日には、同素材配合のスポーツサプリメントも発売する。同商品に、赤パプリカに含まれるβ―クリプトキサンチンなど7種類の「キサントフィル」が持つ、赤血球の酸素運搬力を向上させる機能に着目して開発したという。同商品については、通販やスポーツ用品店への卸販売を行っていく。
 同社は徳島大学の陸上部と共同で、キサントフィルの有酸素運動に対する効果を検証する取り組みを行っている。「自転車の愛好家が増えているという。彼らの需要に期待したい」(広報)と話している。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月2日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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