フェリシモが4月8日に発表した16年2月期の連結業績は、当期純利益が6億5700万円(前期は19億2100万円の損失)だった。売上高は減収となったが、値引き販売の縮小で売上総利益率が改善。販管費の削減によって営業利益段階で黒字を計上したほか、海外子会社の清算に伴う不動産売却益を特別利益に計上した。当期純利益の黒字は3期ぶりとなる。
売上高は前期比8・2%減の346億900万円だった。新規顧客の獲得数が休止顧客数を下回り、定期便(コレクション)事業の顧客数が前期より減少。さらに婦人衣料品の売り上げ減少が影響した。
衣料品の減収は気温などの季節要因に加え、「haco!(ハコ)」ブランドのカタログを休止してウェブへの事業転換を図ったことで、一時的に売り上げが落ち込んだ。
品目別販売実績は、「服飾・服飾雑貨」の売上高が前期比12・7%減の238億3300万円、「生活関連」が同4・8%減の88億1200万円、「その他」は同71・7%増の19億6300万円だった。
(続きは「日本流通産業新聞」4月14日号で)
フェリシモ16年2月期/3期ぶりの黒字決算/純利益は6億5700万円
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