DeNA/16年、商品の拡充図る/新規ユーザーの獲得を強化

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「DeNAショッピングフォーラム2016」に登壇した八津川博史ショッピングモール事業部長

「DeNAショッピングフォーラム2016」に登壇した八津川博史ショッピングモール事業部長

ディー・エヌ・エー(DeNA)は3月4日、「DeNAショッピング」の出店店舗を集めたイベント「DeNAショッピングフォーラム2016」を開催した。16年の戦略として出店者に商品の拡充を求めた。DeNAは15年、検索エンジンを入れ替え、検索結果の質的向上を図っている。しかし、まだ商品のホワイトスペース(隙間)があるため、これを埋めていくことで新規ユーザーを増やしたい考えだ。
 DeNAは15年、「カテゴリーエッジの創出」と題し、ファッションコーディネートやグルメなどの特集の強化に取り組んだ。その結果、15年12月の特集経由の流通額は前年同月比の2・5倍となった。
 スマートフォン(スマホ)のプッシュ通知も一括配信からセグメント分けを実施。例えば、同じ時期のスイーツの訴求では、男性には「ホワイトデー特集をやっています」と配信し、女性には「おいしいスイーツがそろっています」と配信した。プッシュ通知からのCVR率は従来の約5倍に、サイト来訪率は約42倍に増加したという。
 出店者によるクーポンの利用が進んだことで、クーポン関連の流通額も増加している。これまではユーザーがクーポン獲得後、失効する2日前に期限切れアラートのメールを配信していたが、クーポンが利用できるようになったタイミングや忘れられていそうな期間などにも、利用を喚起するメールを送って購入意欲をさらに高めていく。

(続きは「日本流通産業新聞」3月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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