【2024年版 通販健康食品売上高ランキング】 112社合計は7034億円超/実質成長率は1.1%プラスに(2024年3月28日号)

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 日本流通産業新聞はこのほど、2024年版の通販健康食品売上高ランキングをまとめた。ランキングに掲載した112社の合計売上高は、7034億9800万円となった。前年と比較可能な27社の実質成長率は、1.1%のプラス成長となった。山田養蜂場やアサヒグループ食品など、大手メーカー各社が減収トレンドとなったが、明治薬品が前期比2倍近い増収となったことで、市場全体の成長をけん引した。

■「広告費削減」の声多く

 本紙がこのほど行った、「2024年版 通販健康食品売上高調査」では、健康食品を中心に扱う通販会社に対して、「増収や減収の要因」について聞いた。
 減収となった企業からは、「新規顧客の集客が減少したため」(中堅健康食品通販会社)、「CPO高騰と広告費削減のため新規獲得を抑制した」(大手食品メーカー)、「新規獲得が苦戦したため」(大手総合通販会社)、「新規獲得が鈍化した」(中小健康食品通販会社)といった声が聞かれた。
 コロナ禍を経て、ウェブ広告を出稿する、健康食品通販や化粧品通販の競合が増加したことなどを背景に、ウェブ広告費は高騰している。「ここ数年、ウェブ広告のCPAは平均で年に5~10%ずつ高騰している」と話す広告代理店もいる。23年は、広告費の高騰によって、新規顧客の獲得が進まなかった事業者や、自ら広告出稿を抑制した事業者なども多かったようだ。


■サントリーの成長率も鈍化

 健康食品通販最大手のサントリーウエルネス(本社東京都)は、今回も不動の1位の座をキープした。サントリーウエルネスの23年12月期の売上高は、

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