三生医薬/カマタを完全子会社化/約17億円で全株式取得(2023年12月14日・21日合併号)

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 東和薬品傘下で、健康食品や医薬品の受託製造事業を展開している三生医薬(本社静岡県、今村朗社長、(電)0545―73―0610)は12月11日、ソフトカプセルを中心に健康食品の受託製造を行うカマタ(本社東京都、鎌田泉社長)の全株式を取得し完全子会社化することを、同日開催の取締役会で決議し、株式譲渡契約を締結したと発表した。株式の取得価額は約17億円。株式譲渡の実行日は24年1月5日を予定している。買収により、ソフトカプセルとシームレスの製造能力が大幅に高まることになる。
 完全子会社化に伴い、カマタの取締役は鎌田社長を含め全員退任する。
 三生医薬では、今回の株式譲渡契約締結の背景について、「カマタが培ってきた機械製造開発を基盤とした高い技術力やノウハウと、三生医薬の強みである技術力・生産力、企画・開発力を融合してシナジー効果を生み出すことで、お客様への更なる価値提供を可能に」(リリース)すると説明している。
 より具体的には、「シームレスカプセルの製造キャパシティの増強と、ソフトカプセルの生産量増加による生産効率の改善を実現」(同)するという。
 三生医薬のソフトカプセルの年間生産量はこれまで30億粒だった。これにカマタの25億粒が加わることになる。
 三生医薬のシームレスカプセルの年間生産量は600トンだったが、

(続きは、「日本流通産業新聞 12月14日・21日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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