ベルーナ 23年4―9月期/連結売上は2.7%減/商品価格の見直しでレスポンスが鈍化(2023年11月23日号)

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安野清社長

安野清社長

 ベルーナの23年4―9月期(第2四半期)の連結売上高は、前年同期比2.7%減の961億500万円だった。アパレル・雑貨事業では、商品価格の見直しによるレスポンスの鈍化で新規顧客獲得が減少した。化粧品健康食品事業では、ECでの新規顧客獲得が好調で、増収となった。
 アパレル・雑貨事業の売上高は、同18.1%減の348億2200万円だった。円安や、原材料・資材の価格高騰の影響を受け、仕入れ原価が上昇した。コスト高に対応するため、商品価格の見直しや、紙媒体の発行量の抑制を行なった。商品の値上げにより、受注単価は上昇したが、レスポンスは鈍化傾向になった。
 化粧品健康食品事業の売上高は、同0.5%増の74億4600万円だった。国内ECを中心とした新規顧客獲得効が好調に推移した。一方で、成長性を重視し積極的に広告を展開し減益となった。
 グルメ事業の売上高は、前年同期比横ばいの127億500万円になった。ワインや日本酒は高い販売実績を維持し、同ジャンルでの売上高日本一の位置を確保している。
 「注力セグメントの一つであるグルメ事業では、圧倒的な商品開発力を武器として、継続的に成長を実現している。おせちは前期に32万台を出荷している。今期は前期を上回ることを想定している」(安野清社長)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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