テレビ東京ダイレクト/商品開発の背景説明/BSジャパンと通販番組制作

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BSジャパンが1月から放映している「ものラボ」

テレビ東京ダイレクト(TXD、本社東京都、山口眞名社長)は1月から、BSジャパン(本社東京都、小孫茂社長)と共同制作した新たなテレビ通販番組を展開している。毎回一つの商品を掘り下げ、開発の背景やこだわりを紹介するもので、テレビ通販らしくない作りが特徴といえる。ただ番組内容としては目を引き付けられるもので、将来的にはさまざまな可能性を秘めた通販番組といえそうだ。
 番組名は「ものラボ」。BSジャパンで毎週月曜日の午後11時から30分間放映している。BSジャパンの番組概要によると、「1つの〝モノ〟に特化し、その背景にある知られざるストーリーを〝モノ〟を起点に深く掘り下げて紹介」と説明している。
 放送開始は1月4日からで、これまでに「ダイソンの掃除機」や「バルミューダのトースター」「東京西川のポータブルクッション」「プラチナ万年筆の♯3766センチュリー」を取り上げた。
 TXDとBSジャパンの共同制作で、双方が制作費を負担。BSジャパンはTXDから売上総利益の分配を受け取る仕組みだ。番組ではドキュメンタリーのように商品開発の背景や開発者の工夫を説明。番組の最後に通販の案内が流れる。
 通販の案内が出るまではテレビ通販とは感じない作りだが、これは編成上の都合があるようだ。BSジャパンの平日番組は、午後10時から「日経プラス10」、午前0時からは「ワールドビジネスサテライト」という報道番組が組まれており、「ものラボ」はそれに挟まれる編成。あまり通販色を打ち出した番組は避けたいという思いがあったとみられる。
 「ものラボ」の反響についてTXDは「通販番組として捉えると、あまりうまくいっていない」(山口社長)と現状を説明する。ただ、TXDから2人が番組専任として張り付き、番組制作に携わる経験を積んでいる。
 さらにBS放送の市場調査が行えるほか、BSジャパンで空き枠が出れば再放送が放映されるなどのメリットもある。ある程度、番組で取り上げた商品数が蓄積されてくれば、番組で紹介した内容を紙媒体に再編集して案内するといった利用も考えられよう。
 番組で取り上げる商品は、TXDがこれまで販売してきた商品の中から選定している。山口社長も「『ものラボ』用に商品開発ができればいいが、さすがに現状はそこまで人手がかけられない」と打ち明ける。
 テレビ通販という側面からすれば数字的には厳しい状況なのかもしれないが、知見やノウハウの取得といったメリットも期待できるだけに、「4月以降も継続していきたい」(同)考えだ。

続きは「日本流通産業新聞」2月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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