LINEヤフー/住所不明でも贈れる/ECモールにソーシャルギフト機能(2023年11月09日・16日 合併号)

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ソーシャルギフト機能を実装したページのイメージ

ソーシャルギフト機能を実装したページのイメージ

 LINEヤフーは11月6日、ECモール「ヤフーショッピング」において、「ソーシャルギフト機能」の提供を12月上旬から開始すると出店者に案内した。購入者は贈り先の住所が分からなくてもギフトを贈ることができる。年末のギフトシーズンに向けてリリースし、ギフト購入の促進を図る。
 「ソーシャルギフト機能」は、購入者が「住所を知らない相手」に商品を贈りたい場合に、相手に届け先を入力してもらうことで、ギフトを贈れる機能。出店者は「ヤフーショッピング」において、出品商品を「ソーシャルギフト」対応商品とするか否かを選択できる。
 「ソーシャルギフト」を設定すると、商品ページに「ギフトで贈る」ボタンが表示される。ユーザーが「ギフトで贈る」ボタンから商品をカートに入れた場合、カートにて届け先を入力するための「住所入力専用ページURL」が発行される。ギフトを贈りたい相手に、「住所入力専用ページURL」をLINEやメールなどで送ることで、簡単にギフトを贈ることができる。
 ギフトを受け取る相手が入力した情報が「お届け先情報」に入った状態で受注するため、出店者による注文処理は、通常注文と同様だ。ただ、ギフトであることから、納品書や請求書の封入を避けること、価格表示のある商品タグを外すよう出店者に案内している。
 「ヤフーショッピング」訪問者へのアンケートの結果では、ギフト目的の購入をしたことがある、または検討したことがある顧客は57%に上る。ソーシャルギフト機能の提供にて、ギフト購入したことのない顧客のうち、ギフト目的の購入をしない理由の10%を占める「送る相手の住所が分からない」という課題の解決を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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