ライナフ・三井住友海上/「置き配」保険を提供/盗難リスク負担減で普及目指す(2023年11月02日号)

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ライナフ 滝沢潔社長(写真右)

ライナフ 滝沢潔社長(写真右)

 オートロックマンション向けの置き配用スマートロックを提供するライナフ(本社東京都、滝沢潔社長)と三井住友海上は10月24日、置き配の盗難リスクに備える損害保険を提供すると発表した。置き配のソリューションで物流の課題解決を目指すライナフが三井住友海上と協業して保険商品を設計した。
 物流企業向けの置き配保険となり、EC事業者向けについては「荷主(販売者)向けの保険加入も可能だ。ただし物流向けの今回の協業とは趣旨が異なるため、個別相談で見積もり対応する予定」(三井住友海上公務第二部・町田雄一課長)としている。
 ライナフの滝沢社長は「置き配への需要は高いものの、盗難が発生した際の損害負担を懸念して置き配の提供を選択しない業者が多かった。そのリスクを軽減することで、置き配が普及し、24年問題への課題解決にもなる。まずは物流企業向けの保険を広めていきたい」と協業の背景を語った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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