ストリーム/PBブランド本格展開/”キャビア”エキス採用のドライヤーも(2023年11月02日号)

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右田哲也取締役

右田哲也取締役

 ストリームが、家電のプライベートブランド(PB=自主企画商品)「enas(イーネーズ)」の取り組みを強化している。今年10月には、新たに3商品をリリースした。右田哲也取締役は「今後は『ECカレント』、レンタルサービス『Rentoco(レントコ)』、『enas』の3本柱で、会社を成長させていく」と意気込む。
 「enas」は20年に第1弾として、ブルートゥース付きのCDプレーヤーを発売した。「ECカレント」にて、家電の仕入れ・販売業を行ってきた知見を生かし、消費者が求めるもの、市場にはない商品を開発していく考えだった。
 だがその後、コロナ禍で中国における生産が難しくなり、新商品の開発を休止していた。
 「現在はコロナの規制も弱まり、中国で商品を生産できるようになった。それに併せてブランド展開を加速することにした」(右田取締役)と話す。
 10月に入り、ドライヤー「Caviar Dryer(キャビアドライヤー)」、除湿機「すみっこドライ」、掃除機「ウェット&ドライ スマートクリーナー」の販売を開始した。ドライヤーは空気放出口に「キャビア」のエキスの有効成分が入った専用ピースを取り付けて使用するユニークな商品となっている。
 「キャビアは保湿効果や抗酸化作用を持つ各種ビタミンや、髪の紫外線ダメージを回復する各種アミノ酸などを含んでいる。ドライヤー本体からのマイナスイオンと大風量によりキャビアエキスの有効成分を効果的に髪へ届ける」(同)と話す。
 現在、「ECカレント」では、「enas」の新商品を早く購入するほどお得なクーポンを配布している。商品の使い方を伝えるための動画も配信し、購入促進を図っている。
 今後は「enas」のオフライン進出も考えているという。消費者に手に取ってもらいやすい場所で、実際に商品を体験してもらい、購入につなげていきたい考えだ。

空気放出口に専用ピースを取り付けて使用

空気放出口に専用ピースを取り付けて使用

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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