オンワードホールディングス　２３年３月―８月期／自社ＥＣ比率は８６.２％／ＥＣ売上高は225億円超に（2023年10月12日号）

　オンワードホールディングス（ＨＤ）の２３年３―８月期（第２四半期）における国内ＥＣ売上高は、前年同期比７.７％増の２２５億９７００万円だった。ＥＣ売上高に占める自社ＥＣ比率は８６.２％と高水準を維持している。ＯＭＯサービスの利用が拡大したという。
　中核会社であるオンワード樫山が展開しているＯＭＯサービス「クリック＆トライ」の導入店舗数は、前年同期末から５０店舗増加し、３６０店舗になった。リアル店舗およびＥＣサイトへの来客数は着実に増加している。
　オンワードグループの国内９社のＥＣ化率は、３０％と横ばい。オンワード樫山の１９年２月期におけるＥＣ化率は１４％だったが、２３年３―８月期には２８％まで拡大している。
　「オンワード樫山の流通販路構想が大きく変化していることが、グループの販路別売上高構成比に大きく影響している。ＥＣ比率はグループ全体で３割を占めており、自社ＥＣの割合は約９割だ。今後もＥＣは強化していきたい」（保元道宣代表）としている。