青山商事/ユーザーの不安解消/バーチャル試着サービスを開始(2023年10月5日号)

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 青山商事(本社広島県、青山理社長)は9月27日、自社ECサイト「洋服の青山 オンラインストア」にてバーチャル試着サービスの提供を開始した。ECサイト上で洋服が自分の体に合うかを確認できる。ECサイトで洋服を購入することにためらうユーザーの不安解消につなげたいという。
 サービスの開発には、Sally127(サリーワンツーセブン)が提供するバーチャル試着プラットフォームを活用した。
 バーチャル試着サービスでは、試着したい洋服の色やサイズを選択し、身長・ウエスト・ヒップを入力後、自分の全身をスマホカメラで映すだけ。入力情報を基に、商品のサイズ感が調整される。動きに合わせて服の裾が揺れたり、自然でなめらかな動きを再現できる。
 第1弾の対応商品は、表地と裏地のカラーが異なる2WAYリバーシブルコート。EC限定発売に合わせ、新サービスに対応した。今後、随時対象アイテムを拡充していく予定だ。
 「オンラインショッピングは手軽に購入できる便利さと、リアルな着用イメージを感じられない不安との隣り合わせであることが課題と考えていた。バーチャル試着を利用して、クローゼットにあるアイテムと合わせながら、顧客のライフスタイルに合わせて”その1着を着た自分”を想像しながら買い物を楽しんでもらいたい」(EC事業部・笠原実紅氏)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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