ナガセビューティケァ/スキンケアのD2Cに参入/訪販で獲得しづらい30代をターゲットに(2023年9月21日号)

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「roomS 101(イチマルイチ) スキンイノセンサ」

「roomS 101(イチマルイチ) スキンイノセンサ」

 化粧品訪販のナガセビューティケァ(本社東京都、三原康弘社長)は10月2日、化粧品のD2C事業に参入する。第1弾商品として、「肌の本質を振り返る」をコンセプトにしたクレンジングクリームを、まずは自社ECサイトで展開するという。訪販で獲得しづらい、30~40代の顧客をウェブ上で獲得していく計画だ。
 同社が立ち上げる、D2Cの新ブランド「room S(ルームエス)」においては、「肌の本質」にこだわったという。「自分の肌と向き合い、ストレスがなく、心地よさを感じられる肌をかなえる」という目的を設定しているという。
 第1弾商品として10月2日に、「roomS 101(イチマルイチ) スキンイノセンサ」を発売する。同商品には、スクワランやメドウフォーム油、11種類の精油を配合している。メークや、空気中のほこりなどを洗い流し、肌の本来の健康を守るのに役立つとしている。
 同ブランドからは、美容液など複数のアイテムをラインで展開していく予定だとしている。
 訪販ではなく、D2Cで展開するのは、製品やナガセビューティケァのブランドを、代理店や販売員よりももっと広い層のユーザーに知ってもらうのが狙いだという。
 まずは自社ECサイトで顧客情報を取得し、定期購入への引き上げを促していくという。顧客の流入元のサイトや購入頻度などの情報を基に、通販のCRM施策を展開していく計画だという。
 新規顧客の獲得に当たっては、ウェブ上のアドネットワークやSNS広告、ポイントサイト、インフルエンサーマーケティングなどを活用。幅広い広告展開を行っていく予定だ。
 同ブランドのECサイトには、リピートカートシステムの「ecforce(イーシーフォース)」を導入するという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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