ヤマト運輸/電気トラックを導入/約900台を順次全国に(2023年9月14日号)

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電気小型トラック「eCanter」

電気小型トラック「eCanter」

 ヤマト運輸(本社東京都、長尾裕社長)は9月から順次、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC、本社神奈川県)が開発した、電気小型トラック「eCanter(イーキャンター)」の新型モデルの導入を開始する。約900台を全国に順次導入する。2トントラックのEVは、同社では初となる。
 ヤマトグループでは、「2050年温室効果ガス自社排出量実質ゼロ」および「2030年GHG自社排出量48%削減(2020年度比)」の実現を目標に掲げている。その主要施策の一つとして、2030年までにEV2万台の導入を目標に掲げ、小型トラックを中心にEVの導入を進めている。
 MFTBCが開発した「イーキャンター」は温室効果ガスを排出せず、振動や騒音が少ない環境に配慮した車両。都市部や住宅街での集配業務に適している。安全性や作業効率が考慮された構造になっている。
 常温・冷蔵・冷凍機能の3室を備え、3温度帯に対応している。車幅が狭く、コンパクトで小回りが利く点も特徴だという。
 充電口が車両後方にあるため、日々の充電や荷室からの荷物の出し入れがしやすい仕様だとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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