ショクブンの23年4―6月期(第1四半期)における売上高は、前年同期比2.5%減の15億9200万円だった。
主力のメニュー商品(ミールキット)の売上高は同4.1%減の15億1100万円、特売商品は同42.1%増の8100万円だった。
売上原価は、原材料価格と包装資材費の高騰や製造拠点における水道光熱費の上昇により、61.6%と前年同四半期に比べて0.5ポイント増加した。販管費は、マーケティング戦略をSNS中心に切替えたことで、広告宣伝費用が減少したため、前年同期よりも3500万円減の6億1200万円だった。
4月からボリュームは維持した廉価版メニュー「お得ック」の販売を試験的に開始。今後は既存客以外への販路を拡大するため、マーケティング戦略を強化する。また、公式アンバサダーに就任した歌手の島谷ひとみ氏による、宅配メニューの調理体験などの動画コンテンツへの配信を開始した。
BtoB戦略については、ホテルの朝食や給食事業者へ食材の提供を開始。そのほか、外食チェーンなども商品化を検討しており、PB商品を中心に新規法人顧客への販売を強化していく。
神明ホールディングスグループとの、シナジー効果を最大限に発揮できる関西方面への進出を強化する。
ショクブン 23年4―6月期/ミールキット、4・1%減/広告費をSNSに投下(2023年9月7日号)
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