三和ペイント/ノーコードでIT推進/自社アプリは外販予定(2023年9月7日号)

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 外壁塗装を手掛ける三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)は、社内のIT環境の整備を本格化させている。
 プログラミング不要のノーコードのアプリを用いて、各部署の業務のデジタル化を推進。社内で実践してきたデータなどをもとに、他社へ販売するツールとしても設計している。
 サーバーの設置や社員へのPC支給、システム関連の整備を順序立てて進めIT化を加速させている。稟議書や申請書など紙による確認が多かったため、環境を変えるべく、社員にノート型PCやスマートフォンを支給した。スマホは、データ処理ができる環境も整備している。PCは購入し、スマホはレンタルで対応しているという。
 社内で活用しているアプリは、社用車の運行日誌や借用の申請、アルコールチェックが行える社有車管理アプリとなっている。いずれは、全ての業務関連をアプリにしていく予定だという。
 他にも、営業のアプリとして、見込客の分析などが行える「リードアプリ」の開発を進めている。商談や契約までの流れが把握できる設計で、現在、ベータ版は構築しているものの、本稼働には至っていないという。
 社内のIT環境は、年内には、見積もりや契約までの情報を顧客情報とひも付けて、システムで管理できるものに整えていく予定だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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