小城製薬/原料出荷を自主停止/杜仲葉エキスの原料供給に影響か(2023年8月24日号)

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 医薬品や健康食品原料メーカーの小城製薬(本社大阪府、小城忠明社長)は7月31日、製造する、医薬品と健康食品の原料の出荷を自主的に停止したと、製品の卸先などに通知した。同社は京都府から、複数の医薬品を承認書と異なる方法で製造していたとして、薬機法に基づき、改善・報告を求められていた。小城製薬が製造する、健康食品原料の杜仲葉(とちゅうよう)エキスは、通販で売られている人気のサプリメントにも配合されている。出荷停止が長引けば、一部の健康食品の流通に影響が出る可能性がある。
 京都府薬務課は7月13日、小城製薬の亀岡市にある工場に立ち入り検査を行った。その結果、小城製薬が、医薬品の承認書とは異なる製法で医薬品を製造していたことが分かったという。小城製薬が、医薬品の製造において、承認書に沿った試験を実施していないことも分かったとしている。
 京都府によると、小城製薬が製造していた医薬品について、8月21日時点では、有効性や安全性に問題があったという情報はないという。あくまで、薬機法に規定された「承認書に沿った製法」とは異なる製法で医薬品が製造されていたとしている。
 京都府によると、


(続きは、「日本流通産業新聞」8月24日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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