武内製薬 23年4―6月期/売上30%増の8億円/新分野への進出が奏功(2023年8月3日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 化粧品や健康食品のD2C・OEM事業を展開する武内製薬(本社東京都、金光左儒社長)の23年4―6月期(第1四半期)の売上高は前年同期比30%増の約8億円だった。既存プロテインブランドの販売のほか、ニキビパッチやサポートテーピングなど、需要のあるニッチ市場へ積極的に進出したことが増収に寄与した。
 新市場への積極的な進出理由について、「中堅企業にとって、単一ブランドの展開で成長を継続するのは厳しい。潜在層が大きく、かつまだ多くの企業が進出していない市場に進出することが他社との差別化になる。一つのブランド展開よりも数百万円の売り上げ規模だが、それを複数ブランド展開するほうが重要になってくる」(金光社長)と説明する。
 前期から今期にかけて、新たにニキビパッチや変形関節症のへバーデン結節に対応するサポートテーピングなどの販売を開始した。ニキビパッチはすでに他社でも販売している。
 「当社のニキビパッチは従来のウレタンではなくハイドロコロイドシートを使用している。これを使用すると体の中にある水分や油分などを吸い出して、修復を早めることができる。優れた商品力をアピールし、購入につなげている」(同)と説明する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ