オルビス 23年1―6月期/直販は前期比4.9%増に/ECモールなどの売り上げは75.1%増(2023年8月3日号)

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 化粧品通販のオルビス(本社東京都、小林琢磨社長)の23年1―6月期(中間期)の売上高は、前期比9.7%増の209億200万円だった。直販チャネルの顧客数は増加基調が続き、新規顧客数は前年同期比で2桁増になったとしている。直販チャネルの伸長率は前年同期比4.9%増に、ECモールなど外部チャネルの伸長率は同75.1%増になったとしている。
 オルビスの23年1―6月の営業利益は、前期比26.0%増の31億2700万円となった。
 SNSで話題となった高機能日焼け止め「リンクルブライトUVプロテクター」が好調となり、売上高は前年同期比1.5倍に伸長したとしている。
 自社通販と自社店舗を合わせた「直販チャネル」の購入単価は前年同期比1・0%のプラスとなったという。直販チャネルの顧客数については、同2.3%増加したとしている。
 オルビスでは、外部チャネルの売り上げの大幅な伸長について、「コロナ禍において、アマゾンなどのECプラットフォ―ムで購買する行動が進み、直販ではリーチできていないかった顧客層に効率的にアプローチできるようになった」(ポーラ・オルビスホールディングス広報)としている。今後は、外部チャネルで獲得した顧客と、いかにより深い関係性を作っていけるかなどが課題となるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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