IKホールディングス 23年5月期/連結売上は13.2%減/テレビ通販が2桁減収(2023年7月27日号)

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 IKホールディングスの23年5月期連結業績は、売上高が前期比13.2%減の141億7900万円だった。テレビ通販のプライムダイレクトを中心とするダイレクトマーケティング事業が2桁減収となったことが影響した。
 ダイレクトマーケティング事業の売上高は同22.7%減(テレビ同49.3%減、EC同13%増)だった。純第4四半期のダイレクトマーケティング事業の売上高は同32.9%減(テレビ同60.1%減、EC同15.6%減、店舗同39.9%増)だった。テレビショッピングルートで「あとりえ岡田」のシューズ「EcoCa(エコカ)」などが売上をけん引したものの、広告宣伝費を押さえたことで売上高は減少した。
 セールスマーケティング事業の売上高は同9.8%減の96億5100万円(生協同11.8%減、通販同4.7%減、店舗同30%増)だった。生協ルートにおいて食品企画はほぼ前年並みだったものの、雑貨企画と化粧品企画が前年実績を下回った。
 グループ会社でテレビ通販を主力にするプライムダイレクトの売上高は同32.1%減の32億8400万円だった。
 24年5月期の連結売上高は前期比4.2%減の135億8800万円を計画する。
 「ダイレクトマーケティング事業」は韓国コスメの売上拡大を図るほか、ECや食品事業を強化する。具体的には、テレビショッピングで、タレントのいけや賢二を起用した食品番組を開始するほか、「彦摩呂さんTV」の放送を始める。テレビ通販とECの連動を図るほか、定期購入の商品の投入、売れ筋商品を既存取引先へOEMを進める。
 「セールスマーケティング事業」では、韓国コスメや自社ブランドの化粧品を拡販するほか、生協向けの商品を強化する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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