シニアライフクリエイト／日本最北礼文店オープン／離島への出店を積極的に（2023年6月29日号）

　高齢者専門宅配弁当サービスを展開するシニアライフクリエイト（本社東京都、高橋洋社長）は７月１日、「宅配クック　ワン・ツゥ・スリー」礼文店をオープンする。北海道内の離島への出店は２店舗目となる。
　礼文島は、日本最北端の島となる。２１年３月時点の「第９期礼文町高齢者保健福祉計画・第８期礼文町介護保険事業計画」によると、礼文町の２０年の高齢化率は３７．１％で、２５年には４０．９％、２０４０年には４５．４％になると見込まれている。北海道や全国と比較すると、すべての年度において高くなっているという。今後も高齢化が進む中、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるため、「健康づくりと介護予防の推進」「みんなで支え合う地域社会の構築」などを目標に掲げ、多様な施策の実施が求められている。
　同社は、全国各地で切れ目のない配食網の実現を目指す中で、離島への「宅配クック　ワン・ツゥ・スリー」の出店を積極的に推進している。これまでに新潟県佐渡島や香川県小豆島をはじめ、全国の離島で８店舗を展開。今回の礼文島への出店は、２２年５月に利尻島店をオープンした與那覇（よなは）オーナーの「隣の離島でも高齢者の栄養の偏りや食事での困りごとを解決したい」という思いにより実現したという。