プレミアアンチエイジング 22年8月―23年4月期/通販売上19.2%減/144億円新規顧客減・競争激化(2023年6月29日号)

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 プレミアアンチエイジングの22年8月―23年4月期(第3四半期)の通信販売事業の売上高は、前年同期比19.2%減の144億3900万円となった。広告投資の抑制により新規顧客獲得が減少し、減収になったという。「カナデル」「クレイエンス」ブランドが売り上げを伸ばしたというが、主力ブランド「デュオ」の減収をカバーできず減収したとしている。
 「デュオ」ブランドは、今年2月から新たなテレビCM「バームの王様」をスタートし、限定商品を投入。既存顧客へのアプローチを強化するなど、主力ブランド「デュオ」の減少に歯止めをかける施策を展開したという。
 クレンジング市場・バーム剤型の製品の競争が激化していることや、LTV改善に向けた新規獲得施策が想定通りに効果を出せなかったことなどが影響し、新規獲得が低水準で推移したという。そのため、売上高は、通信販売・卸売販売ともに減少したとしている。
 広告宣伝費の売上高に占める比率は、前年同期の39.4%から35.3%に減少したという。
 CPO・LTVの関係性を見極め、広告投資を抑制したとしている。
 全体的にCPOは上昇傾向だったが、新規獲得は回復傾向にあるという。
 今後CPO・LTVが良好なブランドについて、広告投資を継続するとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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