【2023年版 無店舗販売化粧品市場分析】 上位50社合計7076億円/上位企業の成長は鈍化(2023年6月29日号)

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 本紙はこのほど、通信販売企業と訪問販売企業を対象に、2022年度の化粧品売上高を調査した。上位50社の合計売上高は7076億8000万円となった。化粧品通販では、9社が増収を達成、減収は4社だった。上位50社の中で最も成長率が高かったアクシージアは、前期比46・6%増の61億7800万円だった。化粧品訪販では、CPコスメティクス、フォーデイズの2社が増収となった。減少となった企業も2社あった。


■実質成長率は3.0%

 前年と比較可能な19社の売上高から算出した実質成長率は3.0%のプラス成長だった。実質成長率が11.4%のプラスだった2021年のランキングよりも、実質成長率の伸びは鈍化した。
 通販では、アクシージア、ビューティガレージ、アイスタイルの3社が2桁成長となった。
 売上高が100億円を超える大手企業は2桁成長がなかった。オルビス、ディーエイチシー(DHC)、日本アムウェイ、キューサイなどの大手企業が減収となった。
 一方、売上高50億~100億円の中堅企業では、2桁成長となった3社をはじめとして、増収した企業が目立った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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