日本郵政/ヤマトグループと協業へ/DM・小型を日本郵便の配送網で(2023年6月22日号)

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 日本郵政、日本郵便は6月19日、ヤマトホールディングス、ヤマト運輸と協業に関する基本合意書を締結した。ヤマト運輸が取り扱っている「クロネコDM便」「ネコポス」はサービスを終了。ヤマト運輸が、日本郵便のサービスを活用した新サービスを提供するという。相互のネットワークやリソースを共同で活用し、「物流の2024年問題」などの社会課題の解決を目指す。
 「クロネコDM便」は24年1月31日にサービス提供を終了する。ヤマト運輸では、日本郵便が取り扱う「ゆうメール」を活用した新サービス「クロネコゆうメール」の取り扱いを開始するとしている。ヤマト運輸が預かった荷物を、日本郵便の配送網を使って届けるという。
 「ネコポス」は23年10月からサービス提供を順次終了していく。ヤマト運輸では、日本郵便が取り扱う「ゆうパケット」を活用した新サービス「クロネコゆうパケット」の提供を開始する。こちらも同様に、ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便の配送網で届けるとしている。
 協業の主旨として日本郵政グループとヤマトグループは、(1)両社の経営資源を有効活用することで、顧客の利便性向上に資する輸送サービスの構築と事業成長を図る(2)相互のネットワークやリソースを共同で活用することで、物流業界が抱える社会課題(2024年問題、環境問題)の解決を目指す─を挙げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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