ナリス化粧品が発表/男性育休取得率が44%に/5年で3倍に上昇(2023年6月15日号)

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 化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は6月8日、22年4月~23年3月までの1年間の男性社員の育休取得率が44%になったと発表した。男性の育休取得率は、5年前と比べて3倍になったとしている。
 ナリス化粧品では、男性の育休取得者の全員が、3カ月以上の長期の育休を取得しているという。
 日本政府は、「25年までに育休取得率30%」を掲げているが、ナリス化粧品では前倒しで達成したという。
 ナリス化粧品では、男性の育休取得率が、17年には15.4%だったという。年々増加を続け、21年に27.3%だったところ、22年には44%となり、飛躍的に伸びたとしている。
 ナリス化粧品では、育休を、最長で子供が2歳になるまで取得できるという。子育てのための短時間勤務やシフト調整、時間外勤務の免除などについては、子どもが小学校を卒業するまで優遇される制度も、整備している。
 ナリス化粧品では、男性社員が育休を取得することについて、会社にとってもメリットがあると捉えているという。社員が育休を取得することが、トラブルに対応できる能力や、チームとして仕事を遂行する能力などの向上につながると期待しているという。そのため、会社にとってもメリットになる可能性があるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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