ディーライズ 23年2月期/増収で178億円に/主力商品はパソコン(2023年6月15日号)

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 家電のECを手掛けるディーライズ(本社東京都、貴島康博社長)の23年2月期売上高は、前期比2.4%増の178億7500万円だった。
 「コロナ禍が落ち着き、減収してしまうと考えていたが、予想以上に好調だった」(システム開発部マネージャー兼販売企画部マネージャー・宮川裕之氏)と話す。パソコンが主力商品になっているという。
 同社は21年2月期の売上高が、前期比21.5%増の192億4400万円となっていた。22年2月期は、前期比9.3%減の174億4900万円となり、大きく減収に転じていた。23年2月期はV字回復を遂げた格好だ。
 「10年前は液晶テレビが売り上げの大部分を占めていたが、今はパソコンが主力商品になっている。55インチ以上などの大型のテレビは今も売れている。32インチなどのサイズは年々売り上げが下がり、今は仕入れもかなり少なくなっている」(同)と話す。
 「少し前までは、家電ECのショップが増えていたが、最近は家電量販店のECが拡大している。こうしたこともあり、難しい市場になってきている。家電の需要自体がなくなるわけではないので、買い替えの需要に臨機応変に対応していきたい」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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