フューチャーショップ/初めて機能を外部提供/自社サイトで手軽にライブコマース(2023年6月8日号)

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導入企業によるライブコマースの様子

導入企業によるライブコマースの様子

 SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」を展開するフューチャーショップは5月30日、「futureshop」利用店舗のみに提供していたライブコマース機能「Live cottage(ライブコテージ)」を全てのEC事業者へ提供すると発表した。「futureshop」のオプション機能を他社のカート利用店舗に提供するのは初めてだという。
 「Live cottage」は自社ECサイト内でライブコマースの配信を実現するサービス。中小EC事業者向けに、使いやすさを追求している。導入コストも抑えており、他社の自社ライブコマースソリューションサービスでは、数万円~10万円以上の月額に加え、配信量に応じた従量課金や売上手数料が発生する。一方、「Live cottage」は月額3万円台で無料配信枠を毎月付与しており、売上手数料は発生しない。
 SNS上でのライブコマースでは、紹介した商品の販売ページに遷移するとライブ配信から離脱しなくてはならない。「Live cottage」では、ライブ視聴画面に商品サムネイルを表示し、タップすれば商品詳細ページに遷移し、視聴を継続したまま購入できる。
 ライブ配信のデータ分析機能も充実している。ライブ配信の視聴者の入退室の推移や商品サムネイルのクリック数などをリアルタイムに把握できる。
 SNSのライブ配信後のアーカイブ動画では消えてしまうライブ中の「視聴者コメント」も確認できる。定量データと定性データの両方から、ライブコマースの成果について分析できるという。
 5月30日から、「Live cottage」の問い合わせ受け付けを開始した。サービスの提供は6月下旬から7月初旬に提供を開始する予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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