ナリス化粧品／乳液を顔に直接噴霧／エアゾール技術を確立（2023年6月8日号）

　化粧品訪販のナリス化粧品（本社大阪府、村岡弘義社長）は５月２４日、顔に直接スプレーできるエアゾールタイプのオールインワンの開発技術を確立したと発表した。同社によると、同タイプの技術の開発は、日本で初めてだとしている。
　ナリス化粧品が開発したのは、乳液を窒素ガスを用いて顔に直接吹きかける技術だ。ナリス化粧品がすでに開発していた、乳化物を高圧で衝突させて微粒子化させる技術を発展させたものだという。
　ナリス化粧品によると、これまでも一般的に、窒素ガスを使用した化粧水は存在していたというが、乳液状の化粧品をエアゾールのスキンケア品として確立したのは、ナリス化粧品が初めてだとしている。
　乳液をスプレーで噴霧できる技術を確立したことで、短時間で、心地よいスキンケアをすることができるようになったとしている。
　ナリス化粧品によると、同処方を開発した研究者は、２歳の子供を育てる母親だという。母親になってスキンケアにかける時間が少なくなることを考え、「短い時間でも、スキンケアの効果の満足度が高ければ、自分を癒すことができる」と考え、研究開発を行ってきたとしている。