アイビー化粧品/23年3月期、16.7%の減収/1800万円の赤字に転落(2023年6月8日号)

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 化粧品訪販のアイビー化粧品の23年3月期の売上高は、前期比16.7%減の29億4200万円となった。顧客獲得に必要な「美容教室」の新規動員が減少。23年3月期の「美容教室」の動員数は、前期比で26.5%減少したという。一方、レギュラー製品の「レッドパワーセラム」などの受注は。前期を上回ったという。減収に伴い、前期は8300万円の黒字だった営業利益が、1800万円の赤字へと転落した。
 アイビー化粧品は23年3月期中に、育毛剤「薬用スカルプケア ステムシグナル」や、機能性表示食品「グルコサミンゼリーNA」、顔・体・髪用保湿オイルなど、新製品を次々と発売し、顧客拡大に努めたとしている。脱コロナの流れを受け、レギュラー製品の受注も増加したが、結果として、売上高は期初の想定を大きく下回ったとしている。
 販売会社の数は、22年3月末時点で246社だったが、1年間で3社減少し、243社となった。販売員数は、同4万人減少し、22万1060人となった。
 アイビー化粧品では、24年3月期の業績として、売上高30億円を見込んでいる。営業利益は黒字化するとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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