MonotaRO/パーソナライズチラシ強化/ライトユーザーの開拓で(2023年6月8日号)

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 MonotaROは今期、マーケティング戦略の一環として、購買データを分析したパーソナライズのチラシによる販促を強化する。注文数が減っている「ライトユーザー」の掘り起こしが目的だ。チラシによる効果はすでに出始めているという。
 同社は、23年3月末時点で、約825万を超える登録口座を持つ。注文の単価や頻度が高い「ヘビーユーザー」と「ライトユーザー」がおり、ライトユーザーの開拓にパーソナライズ化されたチラシを活用する。
 チラシは、購買履歴やサイト閲覧など、これまでの購買行動データをもとに商品を選定する。レコメンド機能を生かし、購入品に近いものや、潜在的に欲しいもの、必要性のありそうなアイテムを提示している。
 社内のデータサイエンティストと連携することで、より分析の精度を高めている。
 同社の23年1―3月期(第1四半期)における国内売上高は、前年同期比13.1%増の595億9400万円。営業利益は、同20.6%増の82億8400万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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