<イオスコーポレーション> 創業20周年記念イベントを開催/会員ら約1800人が参加(2023年6月1日号)

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石川雄志社長

石川雄志社長

 ネットワークビジネスでハーブティー「ジェイソン・ウィンターズ・ティー(以下JWT)」を販売しているイオスコーポレーション(本社東京都、石川雄志社長)は5月20日、創業20周年を記念したイベント「NEXT ONE(ネクストワン)2023~切り拓く未来を共に感じる~」を、千葉・浦安で開催、会員ら約1800人が参加した。オンラインでも300人が参加した。20周年を機に、健康と未来の社会的課題の解決に貢献する総合的なプラットフォーム事業を展開していく方針を示した。新方針に沿って、さまざまな新製品・新施策をリリースすることを発表した。


■健康と社会課題解決のプラットフォームに

 冒頭、JWTの開発者である故サー・ジェイソン・ウインターズ氏の息子で、JWTのメーカー、トライサンインターナショナルの社長を務めるサー・レイモンド・ウィンターズ社長が登壇、「過去20年の功績をたたえる」として石川社長をマルタ騎士団に迎える特別表彰を行った。ウィンターズ社長は会員の代表にも表彰の盾を贈った。
 続いて藤井幸太執行役員が登壇し、「次の未来に向けた戦略」を発表。「健康と未来の社会的課題に向き合うプラットフォーム」として「NEXT ONE」事業を展開していく方針を示した。「これからの社会課題」として年金・介護・医療問題や、農業就労者の減少問題、フードロス問題、環境問題などを例示。「NEXT ONE」を「健康を全方位でサポートするビジネスであらゆる課題と向き合うプラットフォーム」と定義した。課題解決のキーワードは「学びと実践」「コミュニティ」になるとの見方を示した。
 最初に紹介したのは、新たに立ち上げた化粧品ブランド「アロマシア」。「肌への負担」「機能性」「植物由来」「アロマへのこだわり」「環境負担への配慮」を追求した化粧品だという。
 続いて、こだわりを持つ農業生産者と消費者をつなぐプラットフォームとして立ち上げたオンラインショップ「あさいち」の取り組みを紹介。食糧自給率が下がる中で、生産者と直接つながることの意味を説明した。
 環境問題への取り組みの一つとして、逆浸透膜浄水器「r―eos(アールイオス)」を発売することも発表。中空糸膜や活性炭の浄水器では取り切れない、マイクロプラスチックや重金属、放射性物質も除去できるとした。会員価格は13万5000円(送料・簡易設置費用込)。月額5500円(税込)のサブスクプランも8月から開始する。


■家庭用フィットネスバイクの発売を発表

 独自開発の家庭用フィットネスバイク「e―Homebike(イーホームバイク)」の発売も発表した。同社では「フィットネスバイクの問題点は『飽きる』こと」と指摘。「e―Homefits(フィッツ)」アプリを通じて、運動中に画面上で、世界各国の映像を表示するとした。加えて同アプリは、同時間帯で運動している人同士でコミュニケーションを行える機能も備えているという。「視覚的刺激とコミュニケーションで『飽きる』問題を克服する」とした。同アプリは、携帯電話の万歩計機能との連動も可能。同アプリを通して、同社のポイントである「EOS(イオス)マイル」が貯まるサービスの提供開始も発表した。同社では「『こぐ』『歩く』でEOSマイルを貯められる」と説明した。「e―Homebike」の価格は6万6000円(送料込)。8月1日からは、別途アプリの使用料1500円(税込)が掛かる。
 「EOSマイル」のサービスを、「eポイント」に移行することも発表。さまざまな特典がついた会員向けサービスとして「EOSプライム」(月額2800円)を10月から立ち上げることも発表した。アプリの使い放題や送料無料などのサービスを提供するという。健康増進に向けた、新コンセプトのサービス「Natra(ナトラ)」を10月開催のイベント「BPサミット」で発表することも予告した。
 「イオス第2の拠点」として、福岡に複数の拠点を開設することも発表。4月には、西日本の地域配送拠点として福岡配送センターを開設したという。7月には福岡市内に、福岡オペレーションセンターを開設予定。9月1日には、福岡・薬院に、直営のセミパーソナルフィットネスジム「e―Home Fitness(フィットネス)」をオープンする予定であることも発表した。カフェも併設するという。全国展開にも意欲を示した。


■九大・片倉教授が講演/JWTに関する研究

 第2部では、九州大学大学院農学研究院の片倉喜範教授が講演。「JWTとミトコンドリアに関する研究を行ったところ、JWTを飲むと筋肉が活性化されるという結果が出た」などと話した。「それだけでは終わらない可能性がある」とし、「美容」「脳」「ストレス」といった分野で今後研究を進めていく可能性を示唆した。
 続いて石川社長が登壇。「創業20年を迎え、今日から新たな一日が始まる」と話した。「e―Homebike」を毎月1台、全国の高齢者施設に寄贈する取り組みを行うことも発表した。グループ内には、障害者支援を行う一般社団法人まなび(所在地栃木県)があることを報告。さまざまな支援を行っていくとした。24年3月にイオス台湾をオープンする予定であることも明らかにした。石川社長は「初の世界展開だ。台湾から世界に広げていく」と話した。

イベント会場の様子

イベント会場の様子

石川雄志社長(写真右)とトライサンインターナショナル サー・レイモンド・ウィンターズ社長

石川雄志社長(写真右)とトライサンインターナショナル サー・レイモンド・ウィンターズ社長

逆浸透膜浄水器「r―eos(アールイオス)」を発売するとした

逆浸透膜浄水器「r―eos(アールイオス)」を発売するとした

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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