ベネッセホールディングス 23年3月期/会員減で4.6%の減収に/「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」ともに減収(2023年6月1日号)

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 ベネッセホールディングスの23年3月期の連結業績における売上高は前期比4.6%減の4118億7600万円だった。営業利益は前期比2.2%増の206億2000万円となった。23年4月の国内通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の合計会員数は、前年同月比29万人減の221万人となった。
 セグメント別にみると、「国内教育事業」の売上高は2090億7300万円で、前期比1.5%の減収となった。
 大学・社会人事業の受注増があったが、「進研ゼミ」において延べ在籍人数が減少したという。23年4月の「進研ゼミ」の会員数は、前年同月比14万人減の160万人となっている。
 Kids&Family事業の売上高は、前期比4.7%減の679億円となった。国内の「こどもちゃれんじ」は同3.9%の減収だった。海外向けも3.9%の減収となった。
 中国で事業活動を一時停止したことなどにより、中国の「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が減少したという。国内において延べ在籍数が減少したことも減収の要因になったという。
 23年4月時点の国内・海外における「こどもちゃれんじ」の会員数は、前年同月比30万人減の149万人となったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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