サニックス 23年3月期/住環境売上は131億円/白アリ防除は減収で着地(2023年5月18日号)

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 サニックスの23年3月期における住環境領域(ES部門除く)の売上高は、131億7500万円となった。
 白アリ防除などを訪問販売するHS部門の売上高は、前期比7.8%減の114億4900万円。営業利益は同43.9%減の13億3700万円だった。太陽光発電の製造、販売、施工などを行うSE部門の売上高は、17億2600万円で、営業損益は4700万円の赤字となった。
 HS部門では、人員の増加や提携先の開拓強化などに注力。営業基盤の拡大や新規営業を強化した。しかし、コロナによる一時的な対面営業の制約で減収となった。
 白アリ防除施工の売上高が前期比8.2%増の39億3900万円と堅調だったものの、その他の売り上げが伸びなかった。営業利益も積極的な人員増加による人件費の増加や、営業活動の制限にともなって減益となり、同部門全体としては、減収減益となった。
 SE部門は、22年6月の組織改編で、新たに立ち上げた。戸建住宅に特化した太陽光発電の販売に注力し、売り上げが堅調に推移した。 同部門の営業利益は、下半期で黒字に転換したが、新事業部門としての立ち上げ経費の影響が重なり赤字となった。
 同社全体の売上高は、前期比9.1%減の462億7700万円。営業利益は同44億300万円増の17億8500万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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