日本アムウェイ 22年12月期/売上高は4.6%減に/栄養補給食品除く製品群で減収(2023年5月11日号)

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 日本アムウェイ(本社東京都、イリーナ・メンシコバ社長)は22年12月期業績を発表、売上高は前期比4.6%減の939億3000万円だった。22年10月13日に、6カ月間の業務の一部停止命令および指示という行政処分を受けたことが影響した。
 同社は業務停止命令を受けて翌日から今年4月13日までの6カ月間、新規アムウェイビジネスオーナー(ABO)の登録と勧誘活動を停止している。同時にABOによる新規プライムカスタマ―(製品購入のみのショッピングメンバー)の登録・勧誘活動も停止した。
 製品カテゴリー別の売上高を見ると、業務停止を受けた期間があったにもかかわらず、「栄養補給食品」は前期を0.5%上回る521億7200万円で着地した。同社によると、サプリメントの「アイ ブレンド」をリニューアルを行った結果、利用者数の拡大に貢献したという。
 その他のカテゴリーはいずれも前期を下回った。「ホームケア」は前期比0.4%減の23億7600万円、「ハウスウェア」は同16.2%減の170億8500万円、「パーソナルケア」は4.3%減の208億1700万円、「その他」が27.1%減の14億8000万円だった。
 行政処分期間が明けた4月14日から、登録制度を変更した。全ての新規登録者は「アムウェイプライムカスタマー(製品購入のみのショッピングメンバー)」に一旦、入会することが義務付けられた。入会から20日以上経過すれば、ABO登録に向けたトレーニングを修了し、スポンサー活動資格取得テストに合格するとABO登録が可能になるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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