キユーピー/3例目の「免疫」の機能性表示食品/機能性関与成分は「酢酸菌GK―1」(2023年5月11日号)

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機能性表示食品「ディアレプラス」

機能性表示食品「ディアレプラス」

 食品メーカー大手のキユーピーの「免疫機能の維持」を表示する機能性表示食品の届け出が23年4月25日、消費者庁に受理された。機能性関与成分は「酢酸菌GK―1(G.hansenii GK―1)」。「免疫」を表示する機能性関与成分としては、20年に受理されたキリンホールディングスの「プラズマ乳酸菌」、22年に受理されたアサヒグループ食品の「L―92乳酸菌」に次いで3例目となる。
 届け出が受理されたのは、機能性表示食品「ディアレプラス」。免疫関連では、「本品には酢酸菌GK―1(G.hansenii GK―1)が含まれます。酢酸菌GK-1は、pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことと、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています」と機能性を表示している。
 「ディアレプラス」には、機能性関与成分として「GABA」も含まれている。「GABAは、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を軽減する機能があることが報告されています」と表示している。
 同商品は23年冬頃の発売を予定しているという。
 「ディアレプラス」の前身である「ディアレ」は、「花粉・ホコリなどによる花の不快感をケアする」機能性を表示する機能性表示食品として販売されている。同商品は、20年1月に発売。初年度の売上高は1億3000万円だったとしている。オフラインを主体に売り上げが伸びているという。
 キユーピーでは、「酢酸菌GK―1」を含む健康食品原料「酢酸菌パウダーHK」を販売している。「免疫機能の維持」のシステマティック・レビューは準備でき次第、提供を開始する予定だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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