Zホールディングス 23年3月期/ショッピング取扱高0.2%減/ZOZOの増収が大幅下落を抑止(2023年5月11日号)

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 ヤフーの持ち株会社であるZホールディングス(HD)の23年3月期の国内物販系取扱高は前期比1.2%増の2兆9880億円だった。そのうち、「ヤフーショッピング」や「LINEギフト」などのショッピング事業の取扱高は同0.2%減の1兆6946億円になった。
 「ヤフーショッピング」の成長が鈍化する中、グループ企業のZOZO(ゾゾ)が運営する「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」などが増収を維持し、ショッピング事業の取扱高の減少幅の拡大を抑えている。
 グループ会社であるヤフーは昨年10月、従来の「ヤフーショッピング」と「PayPay(ペイペイ)モール」を統合し、新生「ヤフーショッピング」を開設した。開設に伴い、ポイントプログラムを変更し、ソフトバンクモバイル契約者へのポイント高還元施策を撤廃した。代わりに「PayPay」払いなら毎日ポイントを5倍還元する施策に変更した。
 今年3月には、「ヤフーショッピング」においても「超PayPay祭」を開催し、「PayPay」払いで毎日ポイントが5%たまる企画を実施していたが、ポイント付与率が最大で昨年の半分となる22.5%に留まり、利用促進につながらなかったようだ。
 「今後はより成長が見込まれるところに、成長原資を積極的に投下していく」(小澤隆生取締役 専務執行役員 CGSO E―Commerce CPO)と説明する。


■新社名を発表

 ZHDは10月1月をめどに、傘下のLINE、ヤフー、Z Entertainment、Zデータの4社を吸収合併する方針を明らかにした。新社名は「LINEヤフー」とし、新会社の代表取締役社長には、現在ZHDの代表取締役社長を務める出澤剛氏が就任する。
 10月の合併と同時期にID連携を開始する。「LINE」と「ヤフー」の連携をさらに高め、収益性の高いメディア・検索の再強化と、プレミアム会員施策を強化する。
 このほか、「LINE」「PayPay」ユーザーを対象としたロイヤルプログラムも拡充する。「LINE」「ヤフー」「PayPay」の三つのサービスの統合を急ぎ、利用者と取扱高増加につなげていく計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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