リベルタ/EC事業者を買収/中計達成へ向けノウハウ活用(2023年4月27日・5月4日合併号)

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 商品企画や商品供給を手掛けるリベルタは4月25日、EC事業などを手掛けるフジアンドチェリーグループ(本社大阪府、山下耕平代表)の全株式を取得して子会社化すると発表した。中期経営計画で掲げているEC事業の強化や、商品ジャンルの拡大につながると判断した。株式譲渡実行日は4月28日の予定。株式取得価額は公表していない。
 フジアンドチェリーグループは19年の創業以来、セルフケアブランドのD2C、特にアマゾンや楽天での販売ノウハウを有している。
 フジアンドチェリーグループが加わることで、新たな取り扱いジャンルを広げ、販路拡大が可能となる。同社が持つECノウハウを活用することで、自社ECの強化も図れると判断した。
 フジアンドチェリーグループの22年7月期業績は、売上高が前期比6.0%増の4億9200万円。営業利益は同121.1%増の8400万円。経常利益は同210.7%増の8700万円。当期純利益は同266.7%増となる5500万円だった。
 リベルタは中期経営計画として、25年12月期に売上高120億円、経常利益12億円を目標としている。その達成に向け、(1)ヒット商品の育成と主要商品の再活性化(2)自社EC強化(3)新規ジャンル参入(4)海外販路の強化─を掲げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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