コパ・コーポレーション 23年2月期/売上高は25億円強/巣ごもり消費の反動減が影響(2023年4月27日・5月4日合併号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 実演販売や通販を手掛けるコパ・コーポレーションの23年2月業績は、売上高が25億7200万円だった。掃除用タオルやピーリングタオルが売上高をけん引。しかし、巣ごもり消費の反動減や、ウクライナ情勢の影響で、輸入商品の企画・開発が想定より進まなかった。なお当期は決算期変更に伴う11カ月間の変則決算で、前期比増減率は省いた。
 テレビ通販事業者に商品を供給する「TV通販」事業の売上高は10億5900万円。コーティング包丁、掃除用タオル、ピーリングタオルが売り上げをけん引した。しかし、巣ごもり消費の反動減で伸び悩んだ。
 量販店に商品を供給する「ベンダー販売」事業の売上高は6億円だった。夏場にかけての天候不順による季節商品の売り上げが不振。一部取引先店舗の来店客数がコロナ前の水準まで戻っておらず苦戦した。
 ECモールなどでの売り上げを含む「インターネット通販」事業の売上高は7億3000万円だった。輸入商品の企画・開発が想定よりも進まなかったことから、メディアで取り上げられる商品数が減少。広告シャワー効果の影響が薄まったことにより伸び悩んだ。
 当期の売上総利益率は37.0%。売上高販管費率は41.5%だった。営業損失は1億1600万円、経常損失は1億1700万円、当期損失1億3300万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ