サントリーウエルネス 22年12月期/売上高1145億円を超える/メンズ化粧品やコミュニティーが好調(2023年4月13日号)

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 健康食品通販最大手のサントリーウエルネスの22年12月期の売上高は、前期比4.6%増の1145億5300万円だった。同社によると、22年中は、認知機能ケアの機能性表示食品「オメガエイド」や、ヒザ関節ケアの機能性表示食品「ロコモア」が好調だったという。男性向けオールインワン化粧品「VARON(ヴァロン)」も、期初予想の3倍以上を売り上げたとしている。コミュニティーサイト「Good Aging school(グッドエイジングスクール)」の取り組みも好調だったとしている。
 サントリーウエルネスの22年12月期における営業利益は、前年同期比7.7%増の162億3600万円だった。サントリーウエルネスによると、マーケティング費用の効率が改善したことが、増益の要因になったとしている。
 男性向けオールインワンスキンケアの「VARON」は、22年3月の発売以降、30万人が製品を体験した。売上高は期初計画の約3倍に当たる10億円を達成したとしている。
 サントリーウエルネスによると、コールセンターでの電話接客で、顧客の肌悩みに応じた適切なスキンケアの方法を男性顧客に伝えるなど、女性用化粧品の通販で培ったノウハウを男性向けに応用したことが、定期顧客の定着につながったとしている。
 会員限定のコミュニティーサイト「グッドエイジングスクール」の取り組みも好調で、定期顧客の定着に寄与したとしている。
 「グッドエイジングスクール」のサービスは23年12月に終了する予定となっており、新サービス「Comado(コマド)」の利用を薦めている。
 サントリーウエルネスでは、「23年も従来通りお客さまの健康に寄り添った商品を提供することに加え、DX推進によるダイレクトビジネスモデルを磨き上げ、新サービスの開発に注力する。高齢者施設を絡めた、『BeSupporters!(ビーサポーターズ)』の取り組みのように、誰もが輝ける共生社会に向き合っていく」(広報)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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