ナガセビューティケァ/メラニン抑制を確認/ベルガモット成分について研究発表(2023年4月6日号)

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 化粧品訪販のナガセビューティケァ(本社東京都、三原康弘社長)は3月27日、ベルガモットミントエキスとその成分について、日本薬学会で発表を行った。同社によると、ベルガモットミントの成分に、肌のメラニン産生を抑制するDKK1促進作用が確認されたとしている。
 ナガセビューティケァでは、色素細胞の増殖や、メラニン産生の抑制、表皮角化細胞のメラニン取り込み阻害の働きを持つことが知られている因子「Dckkopf1(DKD1)」を促進する植物エキスの探索を行っていた。
 同社ではこのほど、13種類の植物エキスをヒト皮膚繊維芽細胞に添加し、24時間後の細胞におけるDKK1遺伝子の発現量を評価した。その結果、ベルガモットミントエキスに、最も高いDKK1促進作用が確認されたとしている。
 DKK1促進効果を示す成分を探索したところ、「salvigenin(サルビゲニン)」が同定されたとしている。同社によると、サルビゲニンが、ベルガモットミントエキスのDKK1促進作用に働きかける成分の一つであると考えられるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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