しまむら 23年2月期/EC売上は46%増/品ぞろえや限定商品を拡充(2023年4月6日号)

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 しまむらの23年2月期のEC売上高は、前期比46.4%増の41億円だった。期初計画の40億円を上回った。商品のバリエーションを拡大し、限定商品の販売を強化したことで増収に寄与した。
 「しまむら」「バースデイ」に加えて、22年3月期中に「アベイル」「シャンブル」の商品展開を開始した。22年8月、サプライヤーが直接、商品センターへ商品を納品する「ECサプライヤー納品」の仕組みを開始したことで、在庫の幅が広がったという。
 販促面では、SNS活用に注力している。自社スタジオを利用したインフルエンサーによるライブコマースが効果的だったという。
 デジタル会員数は23年2月末時点で309万人となり、順調に増加している。ECサイトと22年10月に立ち上げたアプリの会員データは、すべて一元管理している。
 ECサイトの注文商品の店舗受け取り比率は約9割ある。商品受け取りに来店した顧客が他の商品を合わせて購入する比率は44%ある。その際の客単価は、通常の販売と比較して約1.5倍高いという。ECサイトからの送客が実店舗の売り上げ向上に寄与している。
 24年2月期のEC売上高は、同20.7%増の50億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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