シーボン 22年4―12月期/サロン売上10%減/既存顧客の来店数が減少し(2023年3月16日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 化粧品のサロン販売を手掛けるシーボンの22年4―12月期の連結売上高は、前期比9.6%減の63億6600万円だった。直営サロン店舗の売上高は同10.0%減の58億5500万円だった。新規の来店数が増加している一方で、行動制限の長期化が尾を引き、既存顧客の来店数や継続数が減少したことが、減収の要因だとしている。
 22年4―9月期においては、イベントによる集客の活発化や、ホットペッパービューティーなどのウェブを利用した施策が一定の成果を挙げたという。
 ただ、22年10月以降は新規来店者数の増加傾向が止まり、期初の計画を下回る状況となったとしている。
 22年4―12月期中の新規来店者数は、前年同期間比19.1%増の2万182人となった。そのうち、イベント集客が41.3%増加した。
 1カ月に1回以上来店のある既存顧客の「継続数」は、前年同期比2.6%減の23万7292人となったとしている。
 22年4―12月期における直営サロン店舗の月商は、期間中の全ての月で前年同月を下回った。行動制限の長期化により既存顧客の来店数や、購入単価が減少したという。直営店舗の統廃合や縮小移転を行ったことも、減収の要因になったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ