ファーマフーズ 22年8月―23年1月期/売上高21.9%増/通販事業の拡大を受け(2023年3月16日号)

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 ファーマフーズの22年8月―23年1月期(中間期)連結業績における売上高は、通販事業が拡大したことから前年同期比21.9%増の351億4300万円となった。前年同期に20億3200万円の黒字だった営業利益は8億8300万円の赤字に、前年同期に21億500万円の黒字だった経常利益は9億1200万円の赤字となった。
 前年同期に15億6100万円の黒字だった四半期純利益は、9億1400万円の赤字となった。
 通販を主軸としたBtoC事業の売上高は前年同期比22.9%増の309億2300万円。同事業のセグメント利益は、8億5700万円の赤字(前年同期は20億7000万円の黒字)だった。
 同中間期末時点のグループ全体の定期顧客件数は105万880件だった。前年同時点比で21万6000万件超の増加となった。
 同中間期のBtoC事業における広告宣伝費は前年同期比46.3%増の227億7100万円だった。
 主力の「ニューモ育毛剤」の売り上げは、前年同期比8.1%減の137億800万円だった。同商品の同中間期末時点の定期顧客件数は、前年同時点比4万2000件超の減少となる47万8894人だった。
 「ニューモ」ブランドの水平展開として広告宣伝に取り組んだまつ毛美容液「まつ毛デラックスWMOA」の売上高は前年同期比195.3%増の29億3000万円となった。
 明治薬品の体重・体脂肪訴求の機能性表示食品「シボラナイトGOLD」の売上高は42億3000万円だった。同商品の定期顧客件数は10万2280件となった。前年同時点の定期顧客件数は1万247件だったという。
 膝関節サプリメント「タマゴサミン」の売上高は前年同期比28.1%減の9億6900万円だった。
 BtoC事業の22年11月―23年1月期(純第2四半期)のセグメント利益は、12億4300万円の黒字となっており、22年8―10月期(第1四半期)よりも大幅に改善している。同社では、「広告投資の成果が着実な利益創出につながっている」としている。
 なお、機能性素材の販売や医薬品の製造受託などを行うBtoB事業の売上高は、前年同期比11.6%増の40億7100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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