一蔵 22年4―12月期/和装事業、8.2%増/展示会販売が堅調に(2023年3月9日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 一蔵の22年4―12月期(第3四半期)における和装事業は、3年ぶりにコロナの行動制限もなく、催事などを計画通りに開催できたため、売上高は前年同期比8.2%増の107億3300万円だった。受注獲得に向けた催事関連費用や教室生徒の募集費用などを積極的に投下した結果、営業利益は同42.7%増7億1200万円だった。
 和装事業のセグメント別業績は、振り袖や呉服の「販売」が同10.9%増の58億8000万円だった。「レンタル」は同1.2%増の13億1300万円、「加工」は同12.9%増の10億7400万円、「写真」は同4.8%増の20億3300万円、「その他」が同1.7%増の4億3100万円でいずれも増収した。11月には、「きものが持つ多様性」をテーマに2回目となるきものコンテスト「Universal Kimono Award2022」を開催した。
 受注実績は前期比1.5%増。店舗や展示会販売による受注が堅調に推移した。期末の受注残高は48億9600万円で前年同期比6.5%減だった。
 SPA商品(PB商品)の受注実績は、同7.1%減だった。第4四半期については、新商品の投入を予定しており、通期では昨年実績を上回る見通しだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ