アイスタイル 22年7―12月期/EC売上高は13%増/半期として過去最高(2023年3月9日号)

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 アイスタイルの22年7―12月期(中間期)の連結売上高は、中間期として過去最高の204億円で着地した。前年同期比19.0%の増収だった。EC事業や実店舗事業からなる「Beauty Service(ビューティーサービス)事業」が業績をけん引した。EC事業の売上高は、イベント「@cosme BEAUTY DAY(アットコスメビューティーデー)」が成功し、前年同期比13.2%増の53億2600万円となった。
 同社は美容系総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営しており、月間ユニークユーザーは1650万人。同サイトに投稿された美容商品に関する口コミ数は、1810万件となっている。
 同社の化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING(アットコスメショッピング)」の取扱商品数は4万6000件。「@cosme」と連携している。
 ECでは、獲得した新規ユーザーをロイヤルカスタマー化し、イベントを起点に、売り上げ水準を向上させているという。
 「Beauty Service」事業全体の22年7―12月期の売上高は、135億2000万円。ECだけでなく、店舗も、前年同期比40・0%増と2桁増収を記録した。
 22年6月期に6億3300万円の赤字となっていた連結営業利益は、こうした増収などが要因となり、2億5400万円の黒字で着地したという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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