SUPER STUDIO/MAツールの提供開始/データ精度高く、導入即日に稼働可能(2023年3月2日号)

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花岡宏明取締役COO

花岡宏明取締役COO

 ECプラットフォーム「ecforce(イーシー・フォース)」を提供するSUPER STUDIO(スーパースタジオ、本社東京都、林紘祐CEO)は3月15日、EC企業やD2CメーカーのCRM施策を自動化するマーケティングオートメーション(MA)ツール「ecforce ma(イーシーフォース・エムエー)」の提供を開始する。まずは「ecforce」導入企業に提供を開始する。カートのデータを直接、MAにも活用できるため、データの精度が高く、導入から即日稼働できる点が強み。
 「ecforce ma」は「ecforce」内の顧客データを活用するため、データ連携の設定が不要で、管理画面の発行後は即日、CRM施策を実行できる。「ecforce」に登録している購入情報を商品の購入回数、誕生日、年齢などの属性、最終購入日からの経過日数、購入回数、定期契約の有無などで絞り込み、そのセグメントに合わせて設定した頻度でメールやLINEを自動送信できる。
 日々追加されていく新しい購入者情報も自動で反映するため、顧客ごとに最適化されたコミュニケーションを漏れなく実施できる点も特徴だという。
 利用者には、月額4万9800円と、データ量に応じた従量課金のデータ管理料を徴収する。
 「多くの企業がMAツールを使いこなせていない。当社の調査では、MAツールを導入しているEC・D2C企業のうち、73.5%が『使いこなせていない』と回答した。データ分析や効果測定を行う人材が不足していたり、MAツールを導入するための環境を整えるのにコストがかかったりすることがネックになっている。この課題をクリアするためにMAツールを開発した」(花岡宏明取締役COO)と語る。
 同社はD2C事業も展開しており、そこで培ったCRMのノウハウも提供する。今後、SMSに対応したり、BI機能を強化したりする計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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