大地を守る会 らでぃっしゅぼーや/第3四半期は減収決算/収益力は改善の見通し(2023年3月2日号)

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 オイシックス・ラ・大地は、グループ傘下の食品宅配ブランド、大地を守る会と、らでぃっしゅぼーやの22年4―12月期(第3四半期)業績を公表した。
 大地を守る会の売上高は、前年同期比7%減の94億6000万円、営業利益は同4%減の19億2000万円だった。
 定期会員数は、同4.0%減の4万3680人。新規顧客の獲得に向けた商品やサービス作りを優先したものの、PRを強化しきれず、第2四半期からも純減となった。会員1人当たりの月間購入金額は、前年同期よりも3.0%少ない2万3418円だった。外出機会の増加などで低下しているものの、コロナ禍前の20年3月期と比べて5%上回った。
 らでぃっしゅぼーやの売上高は前年同期比3%減の128億9000万円、営業利益は同2%増の19億2000万円だった。定期会員数は、前年同期と比べ横ばいの6万6435人だった。
 会員1人当たりの月間購入金額は同2%減の1万9655円。行動制限の緩和に伴い、ロイヤルティの高い顧客が中心だったコロナ前と同水準だった。配送料や主力野菜「おまかせボックス」のサービス見直しに伴い、購買単価は上昇傾向にあり、収益力は改善しつつあるという。コロナ前の20年3月期と比べて横ばいとなった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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