<ニナファームジャポン> スキンケアシリーズの通販事業が20周年(2023年3月2日号)

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主力であるせっけん「サヴォン アンベリール」

主力であるせっけん「サヴォン アンベリール」

 ニナファームジャポン(本社東京都、ベジット・イディアス会長)が展開する洗顔せっけんやエイジングケアをテーマにしたスキンケアシリーズの通販事業が23年に20周年を迎えた。
 フランスに本社を置くニナファーム社は、1993年に設立し、今年で30周年となる。さまざまな企業への卸売りや素材、技術の提供を行い、日本国内では03年に「ニナファームジャポン」として創業。通販事業を開始し、(公社)日本通信販売協会(JADMA)にも加盟する。
 仏・ニナファーム社は、世界抗酸化学会やパスツール研究所、フランス抗酸化協会との強い連携を持つ。世界の研究機関と太いパイプを持ち、「いち早く最新情報を共有できるのが強み」(同社)と話す。
 創業当初はテレビ通販(インフォマーシャル)を中心に、主力であるせっけん「サヴォン アンベリール」=写真上=を展開。以前は、ドラッグストアや量販店、イベント出展などで接点を広げ、現在は仏・ニナファーム社の先端マイクロバイオータ研究を基に内外美容をテーマにしたスキンケアとサプリメントを自社ECサイトで販売している。せっけんについては、自社のユーザー調査で98%を超える顧客満足度を誇る人気商品となっている。注文は、ECサイトのほか、自社のコールセンター15席を用意し、電話注文にも対応する。
 22年には、ブランド認知を目的としたプロモーション強化の一環として、米ドラマ「X―ファイル」などに出演した米国の俳優ジリアン・アンダーソンを広告塔に起用。特設ブランドサイトの開設と同時に、全国の空港や雑誌広告、テレビCM、ウェブ広告などへの露出を増やし、メディア戦略を強化してきた。
 23年もマスメディアを活用したプロモーションを予定するほか、デジタルマーケティングにも本格的に力を注ぐ。
 顧客層の中心は40代以上の女性が中心で、近年はエイジングケアに関心の高い30代の流入もある。既存顧客に対しては、年3回の会報誌「BEAUTE de NINA(ボーテドゥニナ)」を送付するほか、メルマガでも情報発信する。
 23年について同社は「次のステップにいくためマイクロバイオータ研究から生まれた新たな素材を取り入れた製品ラインアップにしていきたい」と意気込みを話している。

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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