トリコ 22年12月期/前期比10億円の増収/パーソナライズプロテインが好調(2023年3月2日号)

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 パーソナライズサプリブランド「FUJIMI(フジミ)」を運営するトリコ(本社東京都、花房香那代表取締役)の22年12月期の売上高は、前期比約10億円増収の24億円となった。親会社のポーラ・オルビスホールディングスによると、21年4月に発売したパーソナライズプロテインが22年も好調だったとしている。
 トリコは、ユーザー一人一人の肌に合わせたサプリメントやフェイスマスクをカスタマイズし、サブスクリプションで提供するECサイト「FUJIMI」を運営している。21年4月には、ポーラ・オルビスホールディングスが子会社化していた。
 ポーラ・オルビスホールディングスとトリコは、パーソナライズプロテインが、どういった媒体経由で来訪した顧客に多く購入されたかなどについては、明らかにしていない。
 業界関係者によると、トリコは22年中に、フェイスブックやインスタグラムを中心に広告出稿を行っていたという。フェイスブックとインスタグラムでは現在も、22種類の「FUJIMI」の広告を確認することができる。
 トリコでは、ユーチューバーやティックトッカーを起用したPR動画でプロモーションを行っている。タレントの辻希美が21年7月に投稿した「FUJIMI」のプロテインのPR動画は、23年2月時点で210万回以上が再生されており、ブランドの認知につながっているようだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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